急激に薄毛が進行した

2年前の夕方のことです。サウナから帰宅後、髪をセットしていると、ごそっと毛が抜けていると気づきました。あたかも、頭のてっぺんが割れているような感じなのです。

それまでも、髪はフサフサというわけではなく、抜け毛は多いほうでしたが、その日の抜け方は異常でした。そして、その日を境に、ギヤがトップに入ったように髪が抜け始めたのです。朝起きると、枕にごそっと抜けています。おふろに入れば、排水口に髪がたまっています。

なんと、もみ上げまで抜けてきました。まさに、マッハのスピードで抜けたといえます。今思えば、多発性円形脱毛症というものだったのでしょう。最初は、直径7~8cmくらいの脱毛だったのが、頭の右側にも左側にもハゲができて、ついにはそれらが1つにつながり、頭頂部が円盤型に大きく抜けてしまったのです。
いってみれば、「エゲツないハゲ方」でした。はっきりとした原因はわかりませんが、ストレスの影響があったと思います。私は、23歳から30歳まで東京で一心不乱に仕事をしていましたが、徐々に仕事がへってきたこともあり、数年前に関西へ拠点を戻しました。

脱毛がひどくなった時期は、仕事がピタっと来なくなった時期に重なります。たまの仕事もやりたくないものや、やっても先の見えないものが多く、「これでういいのか」と、心が激しく葛藤している時期だったのです。

そんな状態でしたが、私はハゲてしまったことに対して、それほど落ち込んでいませんでした。よく考えれば、髪が抜けただけで、しやべれるし、走れます。精神的な病気や、内臓の病気だったら仕事ができませんが、頭以外は「ド健康」です。落ち込むどころか、私は「これは病気だから、治るはず。治った らこれ をネタ にしよ う」「ピンチはチャンス。今はハゲを楽しもう」とすら思えたのです。

諦めない

そこで、以前からお世話になっていた鍼灸師の先生のところで治療を受け始めました。先生は、梅花針という特殊な針を使用して治療してくれました。これは、小型のハンマーのような形をしていて、先が剣山のようになっています。頭を消毒した後、剣山の部分で、頭をバッコバッコたたくのです。これは相当な痛みを伴い、頭から出血することもあhリました。

その後、頭にお灸をし、トウガラシのような液体をつけます。以上を、週に2回ずつ受けました。その間、自宅でも2日に1回の割合で、梅花針を使った頭への刺激を行いました。髪の場合、すぐに効果が現れるわけではありません。

私も不安になり、先生に「ほんまに治る?」と聞いたことがあります。すると先生は、「病気だもん。治るよぉ」といってくれました。その言葉が、どれほど励みになったことでしょう。こうして治療に取り組むと、徐々に効果が現れました。

治療を開始して半年後には、自分としては「まあまあ」という状態まで復活。「完治した」と思えるまでには、丸3年かかりました。髪が復活して驚いたのは、髪質が変わったことです。以前は硬めの髪質で、白髪もありましたが、復活後は子供のころのような弾力のある髪になりました。

ハゲていたころは、帽子をかぶって仕事をしていましたが、もうその必要はありません。現在は、週に1回鍼灸院に通い、髪のためというよりは、全身のメンテナンスを行っています。

おかげさまで、髪がふえだしたころから、微風ではありますが、仕事に追い風が吹きだしました。今では楽しく、生き生きと仕事をさせてもらっています。

特に、苦しい時期を支えてもらったスタッフや家族には、とても感謝しています。つらい経験ではありましたが、「精神的には、ええ修行」だったと思います。円形脱毛症は、特に女性がかかるとショックが大きい病気です。そういうかたに私がいえることば、「絶対あきらめない、心を折らない」ということです。あきらめずに、根気よく立ち向かえば、きっと笑って思い出せる日が来るはずです。

https://more-supplement.info/use/archives/1252

皮膚を守り水分の蒸発も防ぐ常在菌

現荏、日本には抗菌グッズがあふれています。テレビでは、抗菌、除菌、消臭をうたう商品のコマーシャルが頻繁に流れ、実際に私たちが日常的に手にしている商品は、ボールペンから下着に至るまで、抗菌グッズだらけといっていいでしょう。

日本にいる限り、抗菌グッズにふれないで生活することはできない状況になっています。日本は、まさに抗菌社会です。
多くのかたは、抗菌グッズで菌を寄せつけないようにしていれば、健康が保たれやすいと考えていると思いますが、決してそんなことはありません。

むしろ抗菌社会そのものが、新たな病気を生み出しているのです。日本人は、「洗えばきれいになる」と思って、せっせと体を洗います。しかし、事態は全く逆で、「洗いすぎると汚くなる」のです。これは、どういうことでしょうか。

私たちの体は、いろいろな微生物で守られています。皮膚には、表皮ブドウ球菌などの10種類以上の常在菌が存荏し、私たちの皮膚を守っているのです。

鼻やほお、あごには、200万以上もの菌がひしめいています。きれいな肌というのは、この皮膚の常在菌によって保たれているといえるでしょう。

常在菌は、皮膚の脂肪をえさにして、脂肪酸という酸性の膜をつくつて皮膚を守ります。この膜があるからこそ、外からのアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となるもの)や、悪い菌などが皮膚に侵入するのを、防いでくれているわけです。

同時に、皮膚内部の水分が蒸発しないようにしています。肌を洗いすぎると、皮膚の常在菌を洗い流してしまいます。すると、皮膚の角質層がばらばらになり、アレルゲンが侵入し、アトピー性皮膚炎になりやすくなるばかりか、皮膚の中の水分が蒸発し、乾燥肌にもなってしまうのです。

私が行った実験によると、石けんで体を洗うと、皮膚表面の常在菌は、90%が洗い流されていました。若い人なら、12時間程度で常在菌の数が正常に戻りますが、中高年以降になると、常在菌の数が正常に戻るのには、20時間程度必要でした。

つまり、若い人の場合、1日1回までなら、ふろで石けんを使って体を洗っても大丈夫ですが、2回以上洗うと、常荏菌の数が減少し、皮膚の角質がばらばらになったり、肌が乾燥したりと、悪影響が起こってきます。

ましてや中高年の場合、石けんで体を洗うのは、2日に1回くらいにとどめたほうが、皮膚のためにいいのです。60歳を過ぎたら、体を石けんで洗うのは2~3日に一度くらいで十分です。

洗髪は2日に1回かお湯のみにする

同様のことが、髪の毛についても当てはまります。頭皮の皮脂腺からは、皮脂が分泌されています。皮脂は、頭皮の常在菌の働きにより、汗と混じることで乳液状になり、頭皮や髪の毛に広がるのです。

そして、それが、ほかの皮膚の場合と同様に酸性の被膜を作ることで、頭皮を守っています。この皮脂がなくなれば、頭皮も毛髪も、カサカサと乾燥した状態になってしまうというわけです。

頭皮には、体の中で最も多く皮脂が存在します。このため頭皮は、体のほかの部位の皮膚よりも確かに丈夫なのですが、それでも頭髪を洗いすぎるのはよくありません。洗いすぎれば、面皮の皮脂を奪うことになり、それが髪や頭皮に対しても悪い影響を及ぼします。

皮脂が不足すれば、毛根にもよくありません。この意味で、石けんで体を洗いすぎると皮膚の健康のためにならないように、シャンプーで髪を洗いすぎることは、頭髪の健康を守るうえでも、いい結果をもたらさない可能性が高いのです。

逆にいえば、ちょっとくらい不潔なほうが、髪の健康のためにはいいといえるでしょう。

例えば、作家の五木寛之さんは、10日に1回くらいしか頭を洗わないということですが、あのように髪が豊かで、フサフサとしています。タレントのタモリさんも、入浴は毎日するものの、石けんで体を洗わないと公言しているそうで、

やはり、髪が黒々としています。データを取って調べたわけではありませんから、ハゲと洗髪回数の間にどれだけ密接な関連があるのかわかりませんが、経験上、やはり、シャンプーのしすぎは、髪にとってよくないといえそうです。

では、一体、どれくらいのペースで髪を洗えばよいでしょうか。10日に1回というのは、なかなか難しいでしょう。

ですから、できれば、2日に1回程度にするのがよいでしょう。髪は毎日洗わないと我慢できない、というかたは、毎回使用するシャンプーの量をできるだけ少なめにしましょう。また、お湯だけで洗うのもいい方法です。

いずれにしても、何事もいきすぎはよくありません。抗菌グッズに囲まれた私たちは、抗生物質や殺菌剤の乱用により、ウイルスや細菌などの微生物とつきあう機会が、極端にへってしまいました。その結果、日本人の免疫力は大幅に下がってしまい、多くのかたが、さまざまなアレルギー性疾患に、悩まされるようになってしまったのです。免疫力をアップさせ、健康維持を図るため、私たちは、今の抗菌社会のあり方を、抜本的に考え直す時期に来ているのではないでしょうか。

お湯洗髪
https://blogs.yahoo.co.jp/oyusenpatsu

↑このページのトップヘ